アサヒグループのサステナビリティ戦略

グループ理念“Asahi Group Philosophy”(以下、AGP)の実践に向けて、メガトレンドからのバックキャストによる『中長期経営方針』を2022年に設定しました。『中長期経営方針』では、長期戦略のコンセプトとして「おいしさと楽しさで“変化するWell-being”に応え、持続可能な社会の実現に貢献する」ことを掲げています。そのコア戦略の1つに、サステナビリティと経営の統合を掲げ、持続的な成長とすべてのステークホルダーとの共創による企業価値向上を目指していきます。

サステナビリティと経営の統合を実現させるため、コーポレートステートメント「Make the world shine」を掲げ、サステナビリティに取り組む理由、取り組み方、取り組むことを「サステナビリティ・ストーリー」として設定しています。この考え方に基づきグループ一丸となってサステナビリティの推進を強化するとともに、社内外のステークホルダーとのエンゲージメントの向上を進めていきます。
また、実践に向けたアプローチとして重点方針を定めるとともに、従来の取り組みテーマを再整理し、経営資源を集中させて取り組む重点テーマを設定しています。

サステナビリティ・
ストーリー

アサヒグループは、「サステナビリティ・ストーリー」に基づき、重点方針を定め、経営課題として取り組む領域を特定したマテリアリティ・取り組みテーマを設定しています。
取り組みテーマの中でも、経営資源を集中させる重点テーマを設定し、適切で実効性のある取り組みにつなげています。

未来に引き継いでいく
私たちの価値

私たちは世界各地で100年以上にわたり、自然の恵みと自然の力によって、数々の「期待を超えるおいしさ」を生み出してきた。
私たちの提供する商品が人と人をつなげ、コミュニティをつくり、「楽しい生活文化」に貢献してきたことは、私たちの誇りであり、未来に引き継いでいくべきプラスの価値だと信じている。

未来に向け
変革していくこと

私たちのビジネスが環境や社会全体に及ぼす潜在的な影響を管理する必要があると考えている。私たちは、こうした課題に正面から向き合い、サステナビリティを経営の根幹に置き、環境や社会にプラスの価値を生むことで事業の持続的な成長へと変革する。

変革のために
取り組むこと

より良い未来のため、脱炭素・水資源の有効活用などによる持続可能な生態系と循環型社会の実現、人と地域のつながりによる強く美しいコミュニティづくり、アルコール起因の害が発生しない飲用機会の創造や社会の仕組みづくりなどを、ステークホルダーと共にアイデアや技術を出し合い、実現に向けて推進していく。

未来への宣言

私たちは、自然・コミュニティ・社会とのより良いつながりを実現し、「期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造」に貢献し続けることで、持続可能な明るい未来を創りだしていく。世界の人々の明日を明るく輝かせる我々の意志を示す「Make the world shine」というコーポレートステートメントのもと、様々なアクションを展開していく。

重点方針

バリューチェーン全体で
人々のサステナブルな生活を実現する

バリューチェーン全体のリスク軽減と
機会獲得に取り組み、
商品・サービスで事業インパクトと
社会インパクトを生み出す。

マテリアリティと重点テーマ

  • 重点テーマ
  • 取り組みテーマ
  • 環境 Environment

    • Asahi Carbon Zero
    • Asahi Carbon Zero
    • 気候変動への
      対応

    • 持続可能な
      容器包装

    • 持続可能な
      農産物原料

    • 持続可能な
      水資源

  • コミュニティ Communities

    • RE:CONNECTION
    • 人と人とのつながりの創出による
      持続可能なコミュニティの実現

  • 責任ある飲酒 Responsible Drinking

    • Responsible Drinking Ambassador
    • 不適切飲酒の撲滅

    • 新たな飲用機会の創出による
      アルコール関連問題の解決

  • 健康 Health

    • 健康価値の創造

  • 人権 People

    • 人権の尊重

アサヒグループのマテリアリティ・KPI/特定プロセスについて

ステークホルダーとの
エンゲージメントと
コラボレーション

アサヒグループは、適切な情報開示・コミュニケーションによりステークホルダーの皆様とのエンゲージメントの向上をはかっています。ステークホルダーの皆様に、アサヒグループの取り組みをご理解いただくとともに、そのフィードバックを取り組みにいかしていきます。さらにパートナーとのコラボレーションを進め、取り組みがスケールアップし、加速することを目指しています。

エンゲージメントの深耕

適切な情報開示とコミュニケーション

ステークホルダーの皆様とのエンゲージメント向上のため、アサヒグループはさまざまな情報開示・コミュニケーションを行っています。

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インパクトの可視化

アサヒグループは自然の恵みを享受し事業を行う企業グループとして、サステナビリティの施策がもたらす事業インパクトや社会インパクトを定量的に把握することを目的として、インパクトの可視化に取り組んでいます。

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ステークホルダー・ダイアログ

アサヒグループでは、さまざまなステークホルダーからの意見を企業価値向上にいかすため、外部有識者と社内幹部によるダイアログを定期的に開催しています。

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サステナビリティ・
ガバナンス

アサヒグループではサステナビリティの推進を重要な経営課題と捉えており、アサヒグループホールディングス(株)のCEOが委員長となる「グローバルサステナビリティ委員会」を設置して、サステナビリティ推進を包含したコーポレートガバナンス体制を構築しています。

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サステナビリティライブラリ

  • 統合報告書

    財務情報と非財務情報を合わせ、持続的な企業価値創造プロセス・戦略について記載したツールとして、統合報告書を発行しています。

    統合報告書を見る[PDF]
  • サステナビリティレポート

    ガバナンス、リスク管理、戦略、指標と目標の切り口をベースに、実績や取り組みを含めたサステナビリティに関する情報を網羅的に提供するツールとして、サステナビリティレポートを発行しています。

    サステナビリティレポートを見る[PDF]