カルピス®の開発

“人々の健康に役立つものを、日本でも創りたい”

内モンゴルで酸乳のすばらしさに魅せられた三島海雲は、1919年に日本初の乳酸菌飲料「カルピス®」を生みだしました。それから100年以上、私たちはその思いを「カルピス®」ブランドの商品へと受け継ぎ乳酸菌と酵母、その発酵の持つチカラを研究し続けています。
これからも“おいしさづくり”と“発酵乳や微生物研究”のプロフェッショナルとして「カルピス®」に秘められた可能性を広げ、製品やサービスを提供し続けます。

「カルピス®菌」と独自製法がつくりだすおいしさ

100年以上にわたりみなさまに愛されてきた「カルピス®」。そのおいしさは、生乳を脱脂し、乳酸菌と酵母からなる「カルピス®菌」を加えて発酵させることでつくられます。発酵の工程は、一次発酵と二次発酵の二段階に分けられます。一次発酵では乳酸菌の働きによりさわやかな酸味が生まれ、二次発酵では酵母の働きで芳醇な香りやコクなどが生まれます。

「カルピス®」のおいしさを支える技術

●乳たんぱく質安定化技術

乳はデリケートで、発酵させたり、果汁を加えて酸性化したりするとたんぱく質が凝集してしまい、ざらざらとした口当たりになってしまいます。「カルピス®」は、乳たんぱく質安定化技術によって滑らかな口当たりを実現しています。

●おいしさを測る官能評価技術

味覚テストに合格した感度の高い社員により、おいしさに関わるさまざまな風味要素を指標に製品の評価を行っています。その結果をもとに、配合している素材の微妙なバランスを決定し、狙いどおりの風味に仕上げていきます。

●風味を守る技術

飲料(特に乳を含む飲料)は、光や熱に当たると、本来の風味が損なわれてしまいます。そこで、原料の選定やレシピの検証により風味変化を抑えたり、多層構造と特殊な素材を使うことで光や酸素の影響を受けにくくした容器「ピースボトル」を開発したりすることで、つくりたてのおいしさを守っています。